・ネイチャーゲームの概要
1979年、米国のナチュラリスト、ジョセフ・コーネル氏により発表された自然体験プログラムです。
いろいろなゲームを通して、自然の不思議や仕組みを学び、自然と自分が一体であることに気づくことを目的としています。
自然に関する特別な知識がなくても、豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しめるのが、ネイチャーゲームです。
・代表的なネイチャーゲーム
ネイチャーゲームは、現在100種類余りあります。自然に関する知識の有無や、年齢に関係なく楽しめます。
ここでは、代表的なゲーム4つを簡単にご紹介します。自然の中だけでなく、町中の公園や、学校の校庭でも手軽にできます。
・コウモリとガ
コウモリとガの食う食われるの関係を実際に体験しながら学びます。
・ミクロハイク
虫メガネと糸を使って、足もとに広がるミクロの世界を探険します。
・サイレントウォーク
言葉を使わずに自分の感じたことをお互いに伝え合います。
・大地の窓
落ち葉に全身をうずめ目だけを出して森を見上げます。
・ネイチャーゲームをすると?
自然や環境への理解が深まります。
五感によるさまざまな自然体験が得られます。
自然の美しさや面白さを発見できます。
他者への思いやりや生命を大切にする心が育ちます。
感受性が高まります。
・ネイチャーゲーム3つのキーワード
・自然への気づき ・・・ ネイチャーゲームの目的
ネイチャーゲームの目的は「自然への気づき」です。「自然への気づき」とは、五感で自然を感じ、心と体で直接自然を体験することによって、自然と自分が、一体であることに気づくことです。
・わかちあい ・・・ 指導者としての心構え
ネイチャーゲームでは、大人が子どもに一方的に知識を教えるよりも、大人も子どもも、ともに自然を感じ、自然から得た体験や感動をわかちあおうという姿勢を大切にしています。わかちあうことによって、お互いの自然体験が、相乗的な教育効果を生み出します。
・フローラーニング ・・・ プログラムの考え方
参加者の心理状態や学習テーマに合わせて、個々のゲームを組み合わせる手法をフローラーニングと言います。フローラーニングには、カワウソ・カラス・クマ・イルカと呼ばれる4つの段階があります。指導者は、この各段階を組み合わせて、効果的な学習の流れをつくることができます。
・ネイチャーゲームの活用の場
・社会教育の場で
子供会・ボーイスカウト・ガールスカウトなど、現在の活動にネイチャーゲームをプラスすることで、さらに幅のある活動が展開できます。
・学校教育の場で
保育園・幼稚園、小学校・中学校、学校保育・児童館、保母・教員養成の大学や専門学校などの教育の現場にネイチャーゲームは積極的に取り入れられています。
・個人で
ネイチャーゲームで培った感性は、日常生活に自然と親しむゆとりをもたらします。(ネイチャーゲームには、ひとりで行えるものも数多くあります)
・地域ネイチャーゲームの会で
ネイチャーゲーム指導員の有志が集まっている組織です。身近な公園などで、ネイチャーゲームを通じて季節ごとの自然を、楽しみながらふれあう行事を行っています。
